歯の悩み、どうしたらいい?
さまざまな歯のトラブルについてお答えします。
 
・よく歯を磨いているのになぜ虫歯ができるのですか?
  自分では磨いてると思っていても「磨けていない」のかもしれません。
しかし、実際によく磨かない人で虫歯のない人はいます。
それは歯の質が強かったり、口の中の菌のバランスがいいため、
虫歯が出来にくいと考えられます。

人の唾液1ミリリットル中に億単位の菌がいます。
これをまったくのゼロにする事はできませんが、
均衝を保っていれば、歯や歯ぐきの病気が避けられます。
ところが固有の細胞が増えるなどの菌のバランスが崩れると
虫歯や歯周病 (歯肉炎や歯槽膿漏)に進展するのです。

また、糖分は菌によって歯のエナメルを溶かす酸を生成するので、
甘いものをだらだら食べるのもよくありません。



・子どもに口移しで食べ物をあげると、虫歯が移るとききましたが?
  ありえる話です。母親が重症の虫歯や歯槽膿漏だと、
口移しやなめたスプーンなどで
子どもに固有の細菌を移す可能性があります。


・歯垢と歯石は違うのですか?
  歯垢は放っておくと石灰化して、固い歯石になります。
ちゃんとブラッシングをすると歯垢が取れて、
見えていなかった歯石が見つかる事があります。

歯石は固いとはいえ、浸透性がある細菌の貯蔵庫です。
これを放っておくと細菌が歯を浸蝕して歯と歯ぐきの間にポケット(すき間)
を作ってしまい、どんどん深くなって、歯が抜けてしまいます。
これが歯槽膿漏です。

自分では歯石はとりにくいので、歯科で機械を使って取らないときれいになりません。



・プラークコントロールって、どういう意味ですか?
 

プラークとは細菌が繁殖して歯の表面につく歯垢のことです。
歯垢をためないようにブラッシングなどでコントロールして
虫歯や歯周病を防ごうというものです。プラークはうがいなどではとれません。



・子どもの歯周病が増えているのですか?
  食生活の変化などで増えているようです。
平成5年の調査では5歳〜14歳の子どもの38%、3人に1人に歯周病があると
報告しています。子どもの場合は歯周病といっても、ほとんどは歯肉炎ですが、
放っておくと歯槽膿漏に発展してしまうので、油断はできません。

お母さんは虫歯だけでなく、歯ぐきの状態もよくチェックしてください。



・いい歯ブラシの選び方は?
  たくさんの種類のものが出ていますが、比較的小型で、
毛にあるていどの固さがあるものが好ましいですね。
また、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)で、
歯と歯の間もケアしてください。


・電動はブラシは効果的ですか?
 

誰にでもあるていど磨けるという意味ではいいのですが、どうしても磨けていないところが
でてきます。
歯と歯の間や歯肉などは自分の手で磨くしかありません。
電動歯ブラシによって使い方が違うためよく説明書を読んでください。



・歯の質を強くすることはできますか?
 

生まれる前の胎児のころから学童期までが決め手。
妊娠時の母親の栄養状態や新生児期の環境などが、人の一生の歯の質を決定します。
というのは、乳歯は妊娠中に形成され、
永久歯は生後すぐから7,8歳までの栄養状態に左右されるからです。
バランスのとれた食事が強い歯の子どもをつくります。

歯の質が弱い人は食事や歯磨きで虫歯などを予防するしかありません。



・歯科に行くのがどうしても怖いのですが?
 

大人でも恐怖心を持っている人は多いものです。
歯を削る音はあまりいいものではありませんからね。
昔は歯の治療が痛かった、説明が十分でがなかったなどの理由で、
歯科に不安や恐怖心を持つようになったのだと思います。

最近はヘッドホンをつけて音楽を聴きながら治療する方法などもあるそうです。
やはり、患者さんと医師とのコミュニケーションや信頼関係によって気持ちをほぐすのが
第一だと思います。

子どもの場合は、理解できる年齢でしたら、虫歯の治療はその子のためであると
やさしく言い聞かせます。くれぐれも「いたずらをしたら、歯医者さんに連れて行くよ」
などと怖いイメージを植えつける叱りかたをしないようにしてくださいね。



・口臭をなくすには?
 

口臭を気にする人はとても多いのですね。
口臭の原因は虫歯や歯周病であることが多く、
まずそれらがないかどうかをチェックしてください。
特に歯槽膿漏は歯肉に膿がたまるので、もちろん口臭もあります。
また、鼻や呼吸器の病気による口臭もあります。

病気はないけれど緊張する事で唾液の分泌が少なくなり、
口臭が発生するという事もあります。

口臭がないのに気にする人は神経症的なもので、精神的なケアが
必要かもしれません。



・舌を磨くブラシがあると聞きましたが?
 

それは舌ブラシというものです。
舌につく白い苔は細菌の固まりなので、これをとることは
口臭予防につながります。
歯ブラシで傷ついけないように軽くこすってもいいですよ。

 
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